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『Increments、Qiita の振り返りと未来への挑戦 2017』に参加して感じたこと

6月26日に六本木ヒルズで行なわれたIncrements、Qiitaの振り返りと未来への挑戦 2017というイベントに参加しました。
月曜日の19:30開始ということで、普段であれば仕事で参加できなかったのですが、幸いにもこの日は夏休みでした。

僕とQiita

僕がQiitaと出会ったのは、2016年のことです。
会社の上司に技術情報の収集手段について教わった際、サイト例として挙げられていた中にQiitaがありました。
それ以前にもなにかをググったときに目にしていたとは思いますが、それがQiitaであるとは認識していませんでした。

しばらくは見るだけユーザー(いわゆるROM専)を続けていましたが、2016年のAdvent Calendarに投稿したのを機に、自分でも記事の投稿をするようになりました。*1

僕はこの通り個人ブログをやっていますが、技術記事に関してはなるべくQiitaに投稿するようにしています。
それは、僕のブログよりQiitaのほうがリーチ力があり、多くの人に見てもらえるというのが一つ。
もう一つは、情報にはそれぞれ適したアウトプット先があり、技術情報の場合はQiitaがそれにあたると考えているからです。

コミュニティガイドラインについて

2017年5月9日、Qiitaはコミュニティのあり方について定めたコミュニティガイドラインを公開しました。
ところが、そのガイドラインでは「プログラミング以外の内容は投稿しない」とされており、「サーバー構築などインフラ系の記事は?」「エンジニアのライフスタイルやキャリアプランについての記事は?」など、ユーザーの間に波紋が広がりました。

また、一部ユーザーの記事が利用規約の第8条6項「ユーザーは、以上の各項の他、当社が不適切であると判断する行為を行ってはなりません」に違反しているとして非公開にされたこともあり、コミュニティガイドラインの内容も含めて炎上する結果となってしまいました。*2

Qiitaは元々「プログラミングに関する知識を記録・共有するためのサービス」と銘打ってはいましたが、今回のガイドライン策定にあたり、「プログラミング」という文言をより実態に即した表現に改めなかったのが不思議でなりませんでした。

もっとも、「SE」「AI」「IoT」など、この手の用語の語義が原義より広く用いられるのはままあることです。
2017年6月16日の改定の結果、現在のコミュニティガイドラインでは「プログラミング」「プログラマー」という言葉について以下のように補足されています。*3

私たちの認識としては、技術的な内容が記事の主目的である限りは、「プログラミングに関係ある」記事だと考えています。
例えば「厳密にプログラミングとは言えない記事」「プログラマーのライフスタイルに関する記事」など判断に迷う場合は、「技術的な内容が主目的かどうか」を基準として考えています。
厳密に定義されている「プログラミング」や「プログラマー」の意味合いとは解釈に違いがあることも理解しておりますので、今後、より適切な表現に改めていくことを検討します。

出典:コミュニティガイドライン - Qiita:Support

今回のイベントでもこの話が出ましたが、ガイドラインを作成した及川氏を含め、Increments自身も表現に悩んでいるとのことでした。
Qiitaが期待する記事のジャンルを過不足なく表現できる言葉があればいいのですが、なかなか一言で表すのは難しいのではないでしょうか。
それこそ「技術的な内容」などの表現になり、今度は「技術的ってなによ?」という問題に発展しそうです。

なんにせよ、僕は今後もガイドラインに沿った記事を投稿していくので、よろしくお願いします。


はじめてのプログラミング (学研まんが入門シリーズ)

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