ムニエルブログ

江戸川区在住のアプリケーションエンジニア。千葉工業大学卒。Apple信者。趣味は読書とプログラミング。Java/HTML/CSS/Sass/JavaScript/jQuery/Vue/GAS BTC:18i4i1Y1Kw2xdB6aHvB62WCWXiULqcqnAd

アリとキリギリス・モダニゼーション

あつい夏、はたらきもののアリたちは、冬のたべものをたくわえるために汗をながしてはたらいていました。
いっぽうのんきなキリギリスは、すずしげな顔でバイオリンをひいています。
「なにをそんなにいそがしそうにしてるんだい。ながい人生、たのしくいこうよ」
アリたちは、無言でたべものをはこびつづけました。

やがて冬がきて、あたりは雪につつまれました。
アリがのんびりごはんをたべていると、キリギリスがやってきました。
夏のあいだあんなにようきだったのがうそのように、やつれたかおをしています。
「たべものをわけてくれないか……しばらくなにもたべてないんだ」

アリはなやみました。
わるいのはあそんでばかりいたキリギリスで、たべものをわけあたえる義理はないはずです。
しかしここでキリギリスをみごろしにしては、せけんからつめたいやつだというレッテルをはられてしまいます。
アリはせけんていをきにして、たべものをわけてあげました。
「ありがとう! きみは世界一やさしいアリだ!」

たしかに、キリギリスにとってはこころやさしいアリにみえるでしょう。
しかしアリのはらのうちには、たべものとはべつのなにかがたくわえられているのでした。


イソップえほん (10) アリとキリギリス

イソップえほん (10) アリとキリギリス