2023年に私が体験したエンタメ作品(本、映画、ゲームなど)の中から、特に面白かったものをご紹介します。
私が2023年に体験しただけであって、昔の作品も含まれます。
- アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
- 僕の心のヤバイやつ
- RRR
- 【推しの子】
- ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
- LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」
- 葬送のフリーレン
- Dr.STONE
- ウィッシュ
- 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
- 昨年の記事
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
映画史を変えた、人類史上最高峰の映画シリーズ!故郷となった神秘の星パンドラでの壮絶な戦いが心揺さぶる感動を呼ぶ、ジェームズ・キャメロン渾身のSFスペクタクル超大作。 未来を拓くための戦いが、始まる――。 あれから10年――。人間の体を捨ててナヴィになった元海兵隊のジェイクは、神秘の星パンドラの森で妻のネイティリと家族を築く。優秀な長男ネテヤム、長男に劣等感を抱く次男ロアク、不思議な力を持つ養女キリ、無邪気な末っ子トゥク、そして人間の少年スパイダー。やっと訪れた平和もつかの間、再び地球人の侵略が始まり、ジェイクと家族は遥か彼方にある海の一族のもとに身を潜める。しかし、楽園のように美しい海にも敵の手が迫り、家族や仲間の絆の力が試される新たな戦いが始まる…。
- 日付:2023年1月21日(鑑賞日)
2022年12月に公開された映画ですが、見に行った回が機材トラブルで上映中止になり、年をまたいでの鑑賞となりました。
IMAXかつ日本語吹替版の上映館が全国で6館しかなく、関東では3館、東京にいたっては1館もないという状況だったので、はるばる成田まで見に行きました。
前作の『アバター』からさらに進化した映像美によって作品の世界に引き込まれ、まるで自分がパンドラの住人になったかのような体験でした。
制作が発表されている残り3作の続編のうち『アバター3』が2025年公開予定となっていますが、この作品自体8年の延期を経ているので、気長に待ちたいと思います。
僕の心のヤバイやつ
学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めての恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
- 日付:2023年4月2日(アニメの第1話の視聴日)
陰キャで中二病な市川と、陽キャで美少女な山田という、一見正反対な二人の絶妙な距離感がたまりません。
ヒロインである山田はもちろん、山田に恋をしている市川までもが可愛く見えてきます。
RRR
舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは 友情か?使命か?
- 日付:2023年4月14日(鑑賞日)
2022年10月に公開された映画ですが、109シネマズプレミアム新宿のオープニングラインナップに含まれていたので、オープン初日に見に行きました。
王様のブランチなどで紹介されていたのを見てコメディ要素が強めなのかと思っていたのですが、その実かなりの熱い映画でした。
ウッチャンナンチャンの内村さんがラジオで「『走れメロス』のメロスが2人いる感じ」と評していましたが、まさにその通りだと思います。
上映時間が179分と長いからか中盤にインターミッションがあるのですが、日本では途中休憩なしで上映されていたのが残念でした。
のちに公開された日本語吹替版をシネマシティに見に行ったときは、ちゃんと途中休憩ありで上映されていてよかったです。
【推しの子】
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!
地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。彼女はある禁断の秘密を抱えており…。そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。
- 日付:2023年4月19日(アニメの第1話の視聴日)
「主人公が推しのアイドルの子供に転生する」ぐらいの知識しかない状態でアニメの第1話を見て、衝撃を受けました。
原作の第1巻とそれ以降とでは作品の内容がガラリと変わるので、そのエピソードを90分拡大版として一気に描ききったのは、英断だったと言えるでしょう。
いつも作品に合った曲をつくることに定評のあるYOASOBIによるオープニング主題歌「アイドル」も、これ以上ないぐらいにマッチしていました。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新 世界。はなればなれになってしまった兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。
- 日付:2023年4月28日(鑑賞日)
おなじみのキャラクターや音楽、ゲームの要素が次々と出てきて、さほどマリオをプレイしたことがない自分でも、終始テンションぶち上がりでした。
上映時間が94分と昨今の映画にしては短め(『RRR』の約半分!)ですが、それでも見終えたあとの満足度は高かったです。
4DX版では座席の動きはもちろん、風、水、煙、光、熱、匂いなど、4DXで使える要素のすべてを使っているのではないかというほどで、相性が抜群でした。
LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」
- 日付:2023年8月12日(観劇日)
『ぼっち・ざ・ろっく!』は2022年に放送されたアニメの出来がよすぎたこともあり、この舞台に関してはスルーするつもりでいました。
ところが「没入“ろっく”チケット」と称して690円で配信チケットが販売されていたので一応見てみたところ、期待をはるかに超えてきたのです。
タイトルに「LIVE STAGE」と冠しているぐらいなのでライブシーンがメインで物語は簡略化されているものかと思いきや、アニメの第8話までがほぼ忠実に再現されていました。
そのうえで、舞台版イマジナリーフレンドという名の黒子がいたり、たまに演者が第四の壁を破ってきたりと、舞台ならではの演出があるのもよかったです。
あまりにもよかったので千秋楽公演をTHEATER MILANO-Zaに見に行きましたが、演者自身が生演奏・生歌唱をしているライブシーンは圧巻でした。
葬送のフリーレン
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
勇者ヒンメルたちと共に、10 年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから 50 年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50 年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
- 日付:2023年9月29日(アニメの第1話の視聴日)
勇者一行が魔王を打ち倒して王都に帰還するという、RPGならエンディングを迎えるであろうところから物語が始まります。
一風変わった設定ですが、そこで描かれるのは仲間との出会いや別れ、旅路で出会う人々との交流などある種普遍的なもので、見ていてとても温かい気持ちになります。
原作ではわりと淡々と描かれているバトルシーンも、アニメではかなり気合いの入った作画で見応えがあります。
Dr.STONE
一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後――。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!! 空前絶後のSFサバイバル冒険譚、開幕!!
- 日付:2023年11月26日(第1巻の読了日)
三度にわたってアニメ化されている人気作ですが、漫画のみ全巻読了しました。
人類が全員石化しそのまま数千年が経過という衝撃的な第1話から始まり、徐々に科学が進歩していく過程や、石化の謎が明らかになっていく展開が面白かったです。
ジャンプ作品は人気が出ると連載が長くなりがちなイメージがありますが、26巻という長すぎない巻数できちんと終わらせているのもいいところです。
アニメも今後放送される第4期『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』をもって完結するようなので、折を見て視聴したいと思います。
ウィッシュ
どんな願いもかなうと言われているロサス王国。魔法を操り国を治めるマグニフィコ王は、国民から慕われているが、お城で働く17歳のアーシャは、ある秘密を知ってしまう。それは、人々の願いがかなうかどうかを王が決めていること、王は国のためになる願いだけをかなえており、国民が王を信じてささげた願いのほとんどはかなえられることがないということだった。王国の秘密を知ってしまったアーシャは、王を信じて託した人々の願いを救いたいと、夜空の星に祈る。すると、空から魔法の力をもった願い星のスターが舞い降りてくる。スターの魔法によって話すことができるようになった子ヤギのバレンティノやスターとともに、アーシャはみんなの願いのために奮闘する。
- 日付:2023年12月15日(鑑賞日)
ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品。
主人公が仲間たちとともにヴィランに立ち向かうという王道ストーリーで、これぞディズニー映画と呼べるものでした。
随所に『白雪姫』や『シンデレラ』など、過去のディズニー作品へのリスペクトが感じられる要素があるのもよかったです。
同時上映の『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』と合わせて、ディズニーの100周年を飾るにふさわしい作品だと思いました。
劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
西国(ウェスタリス)の凄腕スパイ「黄昏」ことロイド・フォージャーのもとに、進行中のオペレーション「梟(ストリクス)」の担当者を変更するとの指令が届く。一方、アーニャが通うイーデン校では、優勝者に「星(ステラ)」が授与されるという調理実習が実施されることに。ロイドは少しでもオペレーション「梟(ストリクス)」が進展していることを示し、現状の任務を継続できるよう交渉する材料にするため、どうにかアーニャに星を獲得してもらおうと考える。そこで、ロイドは調理実習の審査員長を務める校長の好物だというフリジス地方の伝統菓子を作ることをアーニャに提案。一家は本場の味を確かめるべく、フリジス地方へ旅行に出かけるが……。
- 日付:2023年12月22日(鑑賞日)
『SPY×FAMILY』は漫画もアニメも好きな作品なので、オリジナルエピソードである今回の映画化は楽しみであり、不安でもありました。
そんな心配もなんのその、原作者の遠藤達哉さんが監修を手がけているだけあって、SPY×FAMILYの一エピソードとして違和感のない仕上がりでした。
直前まで放送されていたテレビシリーズの豪華客船編では、ヨルさんはいばら姫としての仕事でロイドやアーニャとは別行動をしており、ボンドにいたってはお留守番でした。
そのため、今回の劇場版でフォージャー家が揃って家族旅行へ行くエピソードが描かれたのは、タイミング的にもよかったと思います。
主題歌をテレビシリーズの第1期と同じくOfficial髭男dismと星野源さんが務めているのも、嬉しいポイントでした。