君がくれた 僕にくれた
あの日あの場所で過ごした日々を
僕は一生忘れない
そう誓った 中学時代
友達みんな集まって 遊び尽くした対戦ゲーム
僕は楽しくて 楽しくて
心の中に 笑顔が溢れた
「バイバイ また明日ね」
そんな何気ないセリフさえも
とても 価値あるものだとは
知りもせず 日々過ごしていた
部活の帰り道 アニメを見るため駆け足で
そんな日々が愛おしくて 今も思い出す
僕が告げた 君に告げた
春にはお別れだという事実
僕は今でも覚えてる
それはまるで ビデオのように
友達みんな集まって 開いてくれたお別れ会
僕は嬉しくて 嬉しくて
心の中に 涙が溢れた
「バイバイ また明日ね」
そんな何気ないセリフさえも
とても 価値あるものだとは
知りもせず 日々過ごしていた
人生の分かれ道 この先どこへと続くのか
そんなことも分からずに 今も迷いだす
限りある 君との時間
僕はまだ ここにいたくて
時計の針を そっと遅らせた
「バイバイ また明日ね」
そんな何気ないセリフさえも
とても 価値あるものだとは
知りもせず 日々過ごしていた
部活の仲間たち 桜が舞うたび駆け巡る
そんな日々が愛おしくて 今も思い出す
僕は今ここにいる
この声 届いてるかな
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (角川文庫)
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