2017年3月10日にプレイし始めたキングダム ハーツ シリーズのダークシーカー編をようやくプレイし終えたので、各作品の感想をここに記しておきます。
- はじめに
- キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス
- キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ
- キングダム ハーツIII
- 今後のキングダム ハーツ シリーズについて
はじめに
各作品の表記について
この記事では、本文中でキングダム ハーツ シリーズの各作品について言及する際、以下の略称で表記します。
- KHI:『キングダム ハーツ』
- KHI FM:『キングダム ハーツ ファイナル ミックス』
- KH COM:『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』
- KHII:『キングダム ハーツII』
- KHII FM+:『キングダム ハーツII ファイナル ミックス+』
- KHII FM:『キングダム ハーツII ファイナル ミックス』
- KH Re:COM:『キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ』
- KH Days:『キングダム ハーツ 358/2 Days』
- KH coded:『キングダム ハーツ コーデッド』
- KH BbS:『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』
- KH Re:coded:『キングダム ハーツ Re:コーデッド』
- KH BbS FM:『キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス』
- KH 3D:『キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]』
- KH 1.5:『キングダム ハーツ HD 1.5 リミックス』
- KH χ:『キングダム ハーツ キー』
- KH 2.5:『キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス』
- KH アンチェインド キー:『キングダム ハーツ アンチェインド キー』
- KH 2.8:『キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ』
- KH DDD:『キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス HD』
- KH χBC:『キングダム ハーツ キー バックカバー』
- KH 0.2:『キングダム ハーツ 0.2 バース バイ スリープ -フラグメンタリー パッセージ-』
- KH 1.5+2.5:『キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス』
- KH ユニオン クロス:『キングダム ハーツ ユニオン クロス』
- KHIII:『キングダム ハーツIII』
- KHIII RM:『キングダム ハーツIII リマインド』
キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス
キングダム ハーツ - HD 1.5+2.5 リミックス - PS4
- 発売日: 2017/03/09
- メディア: Video Game
『KH 1.5+2.5』には、以下の6作品が収録されています。
- 『KHI FM』
- 『KH Re:COM』
- 『KH Days』(映像作品)
- 『KHII FM』
- 『KH BbS FM』
- 『KH Re:coded』(映像作品)
キングダム ハーツ ファイナル ミックス
『KHI FM』は、キングダム ハーツ シリーズの記念すべき1作目である『KHI』にいくつかの追加要素をくわえたファイナルミックス版です。
オリジナルの『KHI』は僕が小学生の頃PS2で初めてプレイしたゲームで、 なんといっても美麗な3Dグラフィックで描かれたディズニー映画の世界を冒険できるのが魅力でした。
また、外の世界への憧れを抱いた少年が光の勇者となって世界にはびこる闇と戦う物語に、厨二心をくすぐられました。
本作における主な敵はマレフィセント率いるディズニーヴィランズであり、後の作品と比べてディズニー色が強いストーリーになっています。
一方で、「この世界のどこかにいるあなたへ」、「俺には よく 分からないんだ」、茶ローブの人物、遠い日のおとぎ話、ソラのハートレス化など、1作目にしてシリーズのその後の展開に関わる要素がいくつもちりばめられています。
キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ
『KH Re:COM』は、『KHI』と『KHII』の間をつなぐ物語です。
オリジナルの『KH COM』はプレイしたことがなく、『KHII FM+』に収録されていたリメイク版の『KH Re:COM』で初めてプレイしました。
ソラ編とリク編があり、ソラ編をクリアするとリク編がプレイできるようになります。
ソラ編では、忘却の城に誘い込まれたソラが偽りの記憶に翻弄される様子が描かれます。
一方リク編では、ソラと同じく忘却の城に誘い込まれたリクが自身の闇と向き合い、夜明けの道を進むことになるまでの過程が描かれます。
非ナンバリングタイトルでありながら物語上重要な役割を担っており、さながら「キングダム ハーツ1.5」とでも呼ぶべき存在です(後に『KH 1.5』がリリースされているのでややこしいですが)。
キングダム ハーツ 358/2 Days
『KH Days』は、『KHII』に登場するロクサスのXIII機関時代の物語です。
『KHI』の終盤でソラがハートレス化した際にノーバディとして生まれてから、『KHII』の序盤で7日間の夏休みを過ごすことになるまでの経緯が描かれており、『KH COM』と同じく『KHI』と『KHII』の間をつなぐ物語と言えます。
オリジナルの『KH Days』はプレイしたことがあるのですが、やはり映像作品では物足りない部分がありました。
実際にプレイしているのといないのとではXIII機関に対する思い入れも違ってくるので、せっかくなら『KH Re:COM』のようにプレイアブルにしてほしかったところです。
キングダム ハーツII ファイナル ミックス
『KHII FM』は、『KH COM』から約1年後の物語です。
オリジナルの『KHII』はプレイしたことがあるのですが、ファイナルミックス版の追加要素に関する記憶がなかったので、『KHII FM』は今回初めてプレイしたかもしれません。
本作における主な敵はXIII機関ですが、『KH COM』でのソラとリクの活躍により、開始時点で既に約半数のメンバーが消滅しています。
『KHI』のときはある種の敵対関係にあったソラとリクでしたが、XIII機関との戦いを終えたあとの闇の海岸でのやりとりは、二人が親友と呼ぶにふさわしい関係であることが改めてわかるものでした。
キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス
『KH BbS FM』は、『KHI』の約10年前に起きていたできごとを描いた物語です。
オリジナルの『KH BbS』はプレイしたことがなく、今回初めてプレイしました。
テラ、ヴェントゥス、アクアの3人分のエピソードがあり、同じワールドでもキャラクターによって異なる物語が展開されます。
マスター・ゼアノートの策略によって着実に『KHII』のシークレットムービーで描かれた結末に向かっているのだと思うと、プレイしていて心が苦しかったです。
数ある非ナンバリングタイトルの中でも唯一ファイナルミックス版が制作されていることからもわかるように、ナンバリングタイトルに匹敵する存在です。
キングダム ハーツ Re:コーデッド
『KH Re:coded』は、ジミニーメモによって再現されたデータの世界の物語です。
オリジナルの『KH coded』やリメイク版の『KH Re:coded』はプレイしたことがなく、今回初めて映像作品として視聴しました。
結局のところすべてはデータの世界の話なので、この作品に限ってはプレイしていなくてもあまり支障はなさそうでした。
キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ
キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ - PS4
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: Video Game
『KH 2.8』には、以下の3作品が収録されています。
- 『KH DDD』
- 『KH χBC』(映像作品)
- 『KH 0.2』
キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス HD
『KH DDD』は、ソラとリクが眠りの世界でマスター承認試験を受ける物語です。
オリジナルの『KH 3D』はプレイしたことがなく、今回初めてプレイしました。
『KH COM』と同様にソラ編とリク編がありますが、本作ではソラ編とリク編が同時並行的に進んでいき、ドロップシステムによって時間制で切り替わるというものでした。
物語の終盤ではマスター・ゼアノートが復活を遂げ、いよいよ『KHIII』に向けて舞台が整いつつあります。
キングダム ハーツ キー バックカバー
『KH χBC』は、『KH χ』および『KH アンチェインド キー』の裏側で起きていたできごとを予知者たちの視点で描いた映像作品です。
僕はいずれの作品もプレイしていませんが、やはりプレイしていたほうが楽しめていたことでしょう。
現在配信中の『KH ユニオン クロス』の物語が一区切りついたら、PS4やSwitchでリメイクしてほしいところです。
キングダム ハーツ 0.2 バース バイ スリープ -フラグメンタリー パッセージ-
『KH 0.2』は、『KH BbS FM』のシークレットエピソードで闇の世界をさまよっていたアクアのその後を描いた物語です。
『KHIII』のシステムを先取りしているだけあって、『KHII』からの進化に驚きました。
かれこれ10年以上もの間闇の世界をさまよっていたアクアですが、『KHI』の終盤で闇の世界にいた王様と会っていたことが明らかになりました。
テラ、ヴェントゥス、アクアの3人は『KH BbS』でいずれも悲惨な運命を遂げたわけですが、『KHIII』に向けて希望が持てる展開となりました。
キングダム ハーツIII
『KHIII』には、以下の2作品が収録されています。
- 『KHIII』
- 『KHIII RM』(DLC)
キングダム ハーツIII
『KHIII』は、『KH 3D』で復活を遂げたマスター・ゼアノート率いる真XIII機関と、ソラをはじめとする光の守護者たちとの戦いを描いた物語です。
『KH 0.2』でもその一端は垣間見れましたが、ゲームハードの進化によって表現力が高まり、より美麗なグラフィックで爽快感のあるプレイができるようになりました。
これまでの作品でディズニーの手描きアニメーション時代の人気作があらかた出つくしたので、本作で登場するワールドは原作自体が3DCGの作品が多くなっています。
特に『塔の上のラプンツェル』と『アナと雪の女王』のワールドは原作のシーンの再現度が高く、映画を見たあとにプレイするとより楽しむことができます。
終盤で勢揃いした光の守護者たちと真XIII機関との戦いは、これまでのシリーズをプレイしてきた身からすると非常に熱い展開でした。
マスター・ゼアノートを倒してめでたしめでたしではなく、カイリを助けに行ったソラが消えて(?)終わりというまさかの結末に度肝を抜かれました。
キングダム ハーツIII リマインド
『KHIII RM』は、『KHIII』にいくつかのシナリオや追加要素がくわわるDLCです。
今までの作品におけるファイナルミックス版に相当するものですが、今回はDLCとして本編とは独立したシナリオが追加される形式になりました。
追加シナリオ「Re Mind」は目覚めの力で過去に戻ったソラがキーブレード墓場における大戦を追体験するもので、本編では描かれなかった事実が明らかになりました。
リミットカットエピソードではリクの視点で本編の続きが描かれ、本編ではあいまいだったソラの消失が確定しました。
シークレットエピソードでは本編のシークレットムービーにも登場していたヨゾラとソラが戦うことになり、リミットカットエピソードの真XIII機関がかわいく思えるほどの強さを見せつけられました。
勝ったときと負けたときとで異なるムービーが再生されますが、いずれも『KHI』のオープニングでソラが発していた「俺には よく 分からないんだ」というセリフをソラとヨゾラが交互に口にしており、今後の展開が気になる終わり方となっています。
今後のキングダム ハーツ シリーズについて
『KHIII』でダークシーカー編がひとまず完結し、数々の謎が回収されました。
しかしながら、まだいくつかの謎が残っています。
- リアとアイザが探していた被験者Xの正体
- デミックスの人間時代
- ルクソードの人間時代
- ルクソードがソラに託したジョーカーのカードの意味
- ルシュがマスター・オブ・マスターから受け継いだ黒い箱の中身
- マスター・オブ・マスターの行末
- 古の時代から現代に現れた予知者たちの行末
- ソラの行末
- ヨゾラとは何者なのか
これらの謎は、今後リリースされる作品で明らかになっていくことでしょう。
ひとまず2020年に発売が予定されているキングダム ハーツ メロディ オブ メモリーを心待ちにしつつ、今後のキングダム ハーツ シリーズも楽しみにしています。
キングダムハーツ シリーズ キャラクターファイルズ (SE-MOOK)
- 発売日: 2020/02/20
- メディア: ムック